映画『レッド・ドラゴン』見ました。
なんとなくホラーが見たくなったけれど新しい良さげなものが分からなかったので、以前1度見たけれど内容はほとんど覚えてなさそうだったレッド・ドラゴンを改めて見てみました。
『レッド・ドラゴン』のあらすじ
FBI捜査官ウィル・グレアムは、連続殺人の捜査のため、精神科医のハンニバル・レクター博士に助言を受けていた。だが、偶然目にしたものからレクターが犯人であると判明、苦闘の末に逮捕する。しかし、これが影響して精神的疲労が募り、現役を引退。今は家族とフロリダで静かに暮らしていた。そんな彼のもとをある日、元上司のジャック・クロフォードが訪れる。彼はウィルに、最近起きた二家族惨殺事件の捜査協力を願い出た。一度は断るウィルだったが、殺された家族の状況を知るうち捜査に加わるようになる。それでもなかなか犯人像を割り出せないウィルは、やむなく拘禁中のレクターのもとへ意見を聞きに出向くのだが...。
『レッド・ドラゴン』の感想
※感想はネタバレを含んでいる事がありますので、未視聴の方はご注意ください。
星 ★★★★☆
アンソニー・ホプキンスの破壊力
レッド・ドラゴンは羊たちの沈黙シリーズ3作目ではありますが、小説としては羊たちの沈黙よりも以前に作られていた羊たちの沈黙の前の話。
小説中のハンニバル・レクターのキャラクターの個性的なインパクトが話題を呼んで、後に羊たちの沈黙が作られるに至ったようです。
たしかに羊たちの沈黙などを知らずにこの作品だけ見ても、ハンニバル・レクターは神がかっていました。
ただ、やっぱりこの役はアンソニー・ホプキンスが演じてこそなのかもと改めて感じた作品でもありました。
感情があるのかないのか分からない雰囲気を醸し出しながら薄ら笑う不気味さや、何をしでかすか分からない凶暴さを上品に隠している感じなどは、アンソニー・ホプキンスならではだったように思います。
レクター博士にフォーカスしてほしかった
僕は普通に上映順に「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」と見たわけですが、もしまだ見ていない方であれば「レッド・ドラゴン」を最初に見るべきです。
元々小説はレッド・ドラゴンが最初に書かれている事もありますし、レクター博士の印象がより強いものになる気がします。
また、レクター博士を崇拝するダラハイドの話も決してつまらないわけではないのですが、若干物足りなさを感じた部分もありました。
映画としては羊たちの沈黙とハンニバルでしっかりキャラ付けされているので、もう少しレクター博士にフォーカスを当ててダラハイドやウィルとの絡みなどが見たかったかなとも思いました。
ダラハイドの話は精神疾患からくるシリアルキラーなので、クリミナル・マインドやサイコ系ホラーが好きな人ならきっとハマると思います。
『レッド・ドラゴン』が見れるVOD
私はAmazon Primeで見ました。見放題で見れて月額も500円なのでおすすめです。それ以外でもU-NEXTでも見れるみたいです。トライアルでポイントを使えば無料で視聴も可能です。