映画『新しい靴を買わなくちゃ』見ました。
監督脚本が北川悦吏子さん、制作に岩井俊二さん、音楽が坂本龍一さんで、主演が向井理さんと中山美穂さん。見ずに入られません!
『新しい靴を買わなくちゃ』のあらすじ
カメラマンのセン(向井理)は、妹のスズメ(桐谷美玲)に付き添いパリへと旅行にやって来るが、到着するや一人で行動したいと主張するスズメはどこかに出掛けてしまう。置き去りにされて困惑していたセンは、ふとしたきっかけでパリ在住の日本人女性アオイ(中山美穂)と出会う。宿泊先もわからず妹と連絡も取れないセンはアオイに電話をかけ、その夜二人は食事を共にするが……。
『新しい靴を買わなくちゃ』の感想
※感想はネタバレを含んでいる事がありますので、未視聴の方はご注意ください。
星 ★★★★☆
制作スタッフ&キャストがすごい!
ロングバージョンやLove Storyなどの北川悦吏子さんと、リリィ・シュシュのすべてやPicnicなどの岩井俊二さんがタッグを組んで、更に坂本龍一さんが音を添えて、中山美穂さんらが演じていれば、そりゃもう間違いはありません。
それぞれの良さが上手に噛み合わさって全ての味を感じる事ができ、それら全てがぶつかる事なく層のように全てを同時に感じられるように作られていたのが非常に良かったように思います。
特に個人的にはLove Storyというドラマが大好きだったので、北川悦吏子×中山美穂の組み合わせは期待大でしたし、岩井俊二×中山美穂はもはや言うまでもありませんでした。
できれば相方は豊川悦司さんが良かったように思っていましたが、話の展開的に年下の方がしっくりくる流れだったので向井理さんで良かったんだと思います。(綾野剛さんも出演されていたんで、向井理さんと逆でも面白かったかも?)
絵本のような物語
これだけのスタッフ&キャストですが、一般的な評価はそこまで高くはないようです。
というよりは、おそらくは名前でハードルが爆上がりしすぎて肩透かしを食らってしまうパターンが多かったのかもしれません。
ストーリーは当たり障りのないラブストーリーで起伏も特になく、音楽は静かめのピアノ曲がいくらか。
岩井俊二さんの作品にしては絵力のあるシーンも少なめだったので、薄味のお味噌汁のような感じです。
ただ、よく味わってみると実は高級食材ばかりが使われていて、チープではなく実はシンプルで上品な作品で、大人向けの絵本のような映画だという印象を受けました。
週末にお酒を飲みながらゆっくり見る時などにちょうど良い温度感な気がします。
『新しい靴を買わなくちゃ』が見れるVOD
私はAmazon Primeで見ました。見放題で見れて月額も500円なのでおすすめです。それ以外では有名VODでは見放題視聴はできないようなので、アマプラ一択になっていそうです。