映画『プリズナーズ』見ました。
Prime Videoで高評価のサスペンス。2013年の作品で、おそらく当時見た気もしましたが、内容全く覚えていなかったのでもう一度見てみました。
『プリズナーズ』のあらすじ
家族と過ごす感謝祭の日、平穏な田舎町で幼い少女が失踪(しっそう)する。手掛かりは微々たるもので、警察(ジェイク・ギレンホール)らの捜査は難航。父親(ヒュー・ジャックマン)は、証拠不十分で釈放された容疑者(ポール・ダノ)の証言に犯人であると確信し、自らがわが子を救出するためにある策を考えつくが……。
『プリズナーズ』の感想
※感想はネタバレを含んでいる事がありますので、未視聴の方はご注意ください。
星 ★★★☆☆
サスペンスとしての陳腐さ
プリズナーズをなんとなく流してみた率直な感想としては「まぁまぁ面白かった」というものでした。
ネタバレになりますが、プリズナーズの凡その話としては、少女が誘拐され、付近に泊まっていた車に乗っていた青年が疑われ、一時的に容疑者となりますが、証拠不十分で釈放。
その後すったもんだあって、結局その青年の保護者である叔母が犯人だったという内容です。
サスペンスとしては意外性も薄く、犯行動機もサイコパス的な感じで心理描写も少なかった事から、そこまでの名作ではないと感じました。
宗教的なアプローチが補完していた
感想序盤から結構なネタバレをしましたが、犯人は誰というのはこの映画の見どころではありません。
サスペンス的なアプローチをしているだけで、この映画は宗教映画だと思います。
冒頭でキリスト教の主の祈りが登場し、映画の登場人物も宗教色が満載。
ケリー(神を信じる者) vs. ホリー(反逆者)に加えて、ロキ(異教徒)の三つ巴の戦いを描いた話になっています。
それを踏まえた上で見ないと、微妙なサスペンス映画になってしまうのでガッツリネタバレしました。
感想のまとめ
前回のウィンチェスターハウスと同様に、星は3つですが、決して見て損をするような映画ではありません。
お酒を飲んだり食事をしながらちょっとサスペンスが見たい、と感じた時に丁度いい映画だと思います。
個人的には、サスペンスなのか宗教映画なのかをもう少しはっきりさせて、そのどちらかにもっとしっかり比重を置いた方が見応えが増すように感じました。
あるいは実は信仰する側のケリーが昔ホリーの子供を殺していて、最後は反逆者に回るなど、もう一捻りあっても良かったように思います。
『プリズナーズ』が見れるVOD
私はAmazon Primeで見ました。見放題で見れて月額も500円なのでおすすめです。それ以外でもU-NEXTでも見れるようです。トライアルでポイントを使えば無料で視聴も可能です。