映画『ブルー・マインド|Blue My Mind』見ました。
美少女が金魚を口に!? 『ブルー・マインド』 予告 【HD】カミング・オブ・エイジ・ホラー!
2017年のスイス映画で、ホラー(?)ながらスイスのアカデミー賞に7部門もノミネートし、作品賞、主演女優賞、脚本賞の3部門を受賞した人気作品。
PVを見る感じ思春期の青春ホラーっぽい雰囲気で、最近お化け系ホラーばかり見てた事もあって、たまにはこういうのもいいかなと興味本位で見てみたのですが、ものすごく大当たりでした!
『ブルー・マインド|Blue My Mind』のあらすじ
両親の仕事の都合で新しい街へ引っ越してきた15歳のミア。大人の女性へと変わっていく思春期ならではの葛藤や親への苛立ちなどから、新しいクラスの中でも目立っていた不良グループのジアンナ達と一緒につるむようになっていく。現実から目をそむけるように、酒を飲み、万引きをし、男遊びをする中で同じように感じる仲間と一緒に時間を忘れ楽しんでいたミアだが、徐々に自身の体の変化に違和感を覚えるようになっていく。それは大人へ成長していくのとは違う、受け入れがたいものであった…。
『ブルー・マインド|Blue My Mind』の感想
※感想はネタバレを含んでいる事がありますので、未視聴の方はご注意ください。
星 ★★★★★
もっと評価されるべき名作!
特にそこまで期待して見たわけではなかったのでハードルが低かった事もあるかもしれませんが、この映画はもっと世界的に評価されても良い素晴らしい名作だと思いました。
展開が遅めではありますが、起承転結それぞれにしっかりとしたエピソードがあり、それら全てがストーリーの主軸にしっかりと結びついているので最後まで飽きる事なく見る事ができます。
洋画にしては珍しいくらいの美しいお話、というか題材自体が邦画向きできっとこれ系のテーマの演出は日本の監督さんの方が得意なのではという気がします。
(以下がっつりネタバレします。)
主人公のミアを含むティーンエージャーならではの思春期の鬱憤+ミアは人魚だったというファンタジー要素を大いに含んだ人ではない不安や葛藤が題材の映画。
見ながら、この映画は是非岩井俊二さんにリメイクで作って欲しい!と思ってしまいました。リリィシュシュのすべてやUNDOなどを作った岩井俊二監督なら、絶対に得意分野だと思うのです。
逆にこの映画に岩井俊二さんの映画のような、キラキラとした幻想的な雰囲気の演出やアート感が加わったら死ぬ時一緒にDVDを棺に入れて欲しいくらい大好きな作品にも成り得たかもしれません。
映画の評価サイトでは3/5点ほどが多いようですが、3点が多いというよりは1点をつける人と5点をつける人が多いようで好き嫌いが分かれる映画のようです。
個人的には点数で言えば85点程かなと思うので私は5/5点ですが、洋画に多いアップテンポな話が好きだったり悲しいお話が苦手だったりすると楽しめないかもしれません。
反対に岩井さん作品が好きな方や悲しいお話が好きな方は、まず間違いなくおすすめな名作だと思います。
『ブルー・マインド|Blue My Mind』が見れるVOD
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