暇乞い | itoma-goi *

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毎日はあっという間でちょっと悲しい : )

映画『ザ・リング』見ました。

ザ・リング(予告編)

1998年に日本で公開されて大ヒットした鈴木光司氏原作のホラー映画「リング」の米リメイク版。私も小さい頃に見てビビりすぎて7日後に死ぬかもしれないと思ってたのも今では懐かしいです(笑)

この映画はその影響を受けてアメリカでリメイクされたのですが、元の「リング」が好きすぎて当時は興味を持てなかったのですが、ジェームズ・ワン関係の作品が一段落したので見てみる事にしました。

ザ・リング』のあらすじ

友人のケイティの家に泊まりにきていたベッカは『ビデオを見たものは7日後に死ぬ』という都市伝説のような噂話を、二人でふざけながら話していた。実はケイティはそのビデオを1週間前に既に見ていて、ベッカは本当に変死してしまったケイティを部屋で発見するのだった。

後日ケイティの葬儀に出席したレイチェルは、ケイティの母から死の真相を調べてほしいと頼まれる。調査をしていく中でレイチェルやレイチェルの元夫ノア、そして二人の息子のエイダンもそのビデオを見ることになり、7日後に死ぬかもしれないという恐怖を抱えたままテープの真相解明にあたるのだった。

ザ・リング』の感想

※感想はネタバレを含んでいる事がありますので、未視聴の方はご注意ください。

星 ★★★☆☆

特にホラー映画は、文化の違いからくる恐怖への感覚の違いが大きいとも思うんで、日本人が2つを見比べたら、そりゃ邦画の方が怖いのは当然かもしれません。

そういった事もあってか、邦画版のリングの尾を引く怖さみたいなものがあまり感じられませんでした。単純に私が20年ほど歳を取って感度が鈍っただけかもしれません。

それでもちょっと「ウーン」と思ってしまう設定や演出の違いがいくつか見られました。

まずサマラ(貞子)に関してです。あの貞子の独特な動き方は完璧に再現してほしかったんですが、こちらに向かって這ってくるシーンなどは結構雑だなーと感じてしまいました。

また、日本版の貞子は超常的な化物のような存在で扱われていたのに対して、アメリカ版の貞子(サマラ)は特殊な能力がある普通の女の子という感じだったのでいまいちなぜ井戸に落とされる事になったのか腑に落ちないというか、しっくり着ませんでした。

鈴木光司氏は「リング」を愛の話だと当時お話されていたのをなんとなく覚えていますが、その違いから自分を受け入れてもらえない悲しい愛情的な感覚が若干弱くなってしまっているかなと感じました。

面白いと思った演出は、ビデオテープの中のハエが後日改めて視聴する際に画面から出てくるところでした。他にも大筋はほぼ同じではありますが、細かな設定や展開は異なっていて「リング」を見た人でもそれなりに楽しめると思います。

 

実はこれを見ようと思ったのは、昨年公開された『ザ・リング/リバース』という映画を見かけたからです。邦画のリングもシリーズ化されていますが、アメリカ版でも『ザ・リング2』『ザ・リング/リバース』と3つ出ているようです。引き続き2とリバースの方も見ていきたいと思います。

ザ・リング』が見れるVOD

私はAmazon Primeで見ました。(HD画質で400円)他にはU-NEXTでも視聴可能でそちらは見放題で見ることができそうです。

U-NEXT

ザ・リング(字幕版)

ザ・リング(字幕版)