【ゲーム|感想】『人喰いの大鷲トリコ』で遊びました。
僕が今まで遊んできた中で面白かったものトップ10の中には、多分『ICO』と『ワンダと巨像』などがランクインします。
両方とも上田文人さんっていうゲームクリエイターが作られた作品で、独特の神秘的な世界観が話題な人気作品でした。
そんな上田文人さんの第3段が『人喰いの大鷲トリコ』。
発売は2016年なので既にプレイされている方も多いと思いますが、先日のPSN年末年始セールで割引になっていたのもあって、ようやくプレイすることができました。
期待された大型タイトルだっただけに賛否あるようですが、できるだけ直接的なネタバレは控えつつ僕なりの感想などまとめてみたいと思います。
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- 綺麗なグラフィックの美しい世界で遺跡探検
- トリコが可愛くて次第に愛着が湧いてくる
- パズル間隔の謎解きは好みが分かれる
- クリアまではあっという間
- ICO + ワンダと巨像 ÷ 2 = 人喰いの大鷲トリコ
- 作業用動画としてのトリコ
- 人喰いの大鷲トリコの総評
綺麗なグラフィックの美しい世界で遺跡探検
まずこのゲームがどんなものかというと、写真のような遺跡を少年が大鷲のトリコと一緒に探検するアクションゲームです。
遺跡探検はICOの頃から通じてる共通のテーマで、なぜかわからないけど遺跡で目覚めた主人公が遺跡を脱出する途中で、なぜ遺跡で目覚める事になったのかやトリコについてなどが次第にわかっていくようになっていました。
綺麗は綺麗なんですが、最近のリアリティあるPS4のゲームに比べてアートっぽいタッチで描かれた世界になっています。
トリコが可愛くて次第に愛着が湧いてくる
多分作者さんが一番描きたかったのがトリコとの関係性じゃないかと思いました。
最初は怯えてあまり言うことを聞いてもくれないトリコでしたが、餌をあげたり一緒に冒険をしていく中で次第になついてきて、最終的には動物を飼った時のような気分にさせてくれます。
また、時々通れないところから顔を突っ込んでみたり糞をしたりもしてて(PS4内のトロフィー要素にもなってました。)、トリコあっての『人喰いの大鷲トリコ』だなと思いました。
パズル間隔の謎解きは好みが分かれる
これはICOからずっとそうなんですが、全くヒントのない状態で手探りで進んでいくのが嫌いという人には向いていないゲームだと思います。
ゲーム性という意味ではあまりサクサクできるゲームではないですし、トリコの挙動も一定ではないようなので、こうすればこうなって進めるという攻略的なものが曖昧です。例えばトリコにつかまって進む事もできれば、自分で蔦や瓦礫をよじ登って進む事もできたり、また反対に、一人でも行けそうなのにトリコにつかまる必要があったりとちょっと不自由なゲームかなとは思いました。
ただ、だからこその面白さが最終的には感じられるようになっていて、その不自由さがトリコへの愛着に繋がっているのかなとも思えました。
クリアまではあっという間
個人的に一番の感想は、
「短い!!!」
です(笑)
今までRPGなどを中心に遊んでいて100時間とか遊べるようなゲームが多かったんですが、トリコは多分10時間ちょっとくらいでクリアできました。ICOもワンダもそのくらいだったとは思いますが、もう少しボリュームが欲しかったかなとは思います。やりこみ要素もトロフィー集めだけみたいですし、トリコの世界でタイムアタックするのもなんか違う気もするし、もうひと工夫あればもっと楽しめたかなと思います。
クリアしたらトリコと散歩できるようになってオープンワールドゲームに変わってサブクエストがたくさん!とかなら追加DLでもお金出して買ったかもしれません。
ICO + ワンダと巨像 ÷ 2 = 人喰いの大鷲トリコ
『ICO』と『ワンダと巨像』を足して2で割ったようなゲームだと思いました。
ツボを運んだりぶら下がって進んでいくっていうICO的な要素と、生き物につかまって移動したりっていうワンダと巨像っぽい要素が合わさってます。
ただ先にも書いたように、謎解きにトリコを使わなければいけないところがこのゲームの難易度を上げていて、詰まるまで自分で進んでみて詰まったらトリコにつかまって反応を伺ってみるみたいなプレイの仕方になってくると思います。
作業用動画としてのトリコ
せっかくなので録画しながらプレイしました。
僕が持っているのはノーマルPS4なので720pの60fpsが限界っぽいです。(撮り方とかは後日余裕がある時にまとめるかもしれません。)
実況とかもちょっと興味があるので環境がそろったらやってみたいです。
後々振り返って見たら楽しいかなと思って録画したんですが、もう一つ、作業用BGM的な感じで何かする時に垂れ流しておける動画がほしかったっていうのもあったりします。
急にトリコが吠えたりしてますが、もしよければ色々使っていただけたらと思います。
人喰いの大鷲トリコの総評
もともとPS3向けに作られていたゲームらしいので、もしPS3で出たら間違いなくすごく人気作になっていたと思います。制作側の事情によりPS4まで持ち越しになってしまったので、その割には…という印象も少し受けました。
ただ、世界観は他にはないものがありますしトリコの作り込み度もすごいと思います。
せっかくここまでのものを作ったんだから、前述したオープンワールドの追加要素とか、他にもトリコを育てられるアプリとかマリオメーカーみたくステージを作れたりとか色々展開していってほしかったかなと思います。
という事で、『人喰いの大鷲トリコ』の感想をまとめてみました。
これからも動画に残しながらゲームで遊んでいこうと思うので、もしよければ見たり見なかったりしていただけたらと思います。