クリミナル・マインド13 FBI行動分析課 第17話 ネタバレ&感想
前回の16話は議員の娘を助けた事でBAUが完全復活、バーンズはもうBAUに関わることを禁じられるという結末でした。
さてさて、復活したBAUは今後どうなっていくのか!
クリミナル・マインド13 FBI行動分析課 第17話 あらすじ
「先週コロラドで起きた殺人事件の犯人が、今度はオクラホマに現れました。」
ガルシアの捜査会議での説明からスタート。
被害者は二人共よく働く真面目な男性で、どちらも金品を奪われた上、口の両端を切り取られ笑顔のようにさせていた。更に二人目の被害者には息子がいて、息子は父親が殺害される様子を見せられていたとのこと。
そしてその息子は、
「パパはピエロに殺された。」
と言っているのだそう。
真相を確かめるべくオクラホマへ出発するBAUメンバー。
地元警察にはロッシとプレンティスが行き、息子を保護した警察官から状況説明を受けます。
リードとマットは病院に行き、生き残った息子から話を聞こうとしますが乖離状態になってしまっていて話せず。声が出せないことから、リードは絵に書いてもらえないかと髪とペンを渡しました。
もしかしたら怖い光景から頭でピエロを結びつけているだけかもしれないと予測していたリードでしたが、息子が書いた絵は細部までまさにピエロそのもの。たしかにピエロを見ていることを確認します。
タラとJJは現場捜索へ。
犯人がその場にあったもので殺害に及んでいる事から秩序的ではあるものの場当たり的な部分も大きく、まだパターンが決まっていないのかもと推察。
ガルシアが関連事件を調べてみると、コロラドでドアに犯人の署名のようなニコニコマークが書かれた窃盗事件を3件発見。
プレンティスがおそらくそれがドアから人の顔に変わったのではないかと予測します。
そしてただの空き巣から強盗殺人事件へと変化した引き金が、犯行のあった街に何か意味があるのではないかと推察。
ピエロに変身することで自信をつけているかもしれないというロッシの言葉通り、夜中に新たな犯行が行われてしまい、JJとマットが現場に行き捜査にあたります。
今度は父親だけでなく母親も殺していたが、2件目の犯行同様子供は生かしたままだった事から、犯人自信も親に捨てられたのではないかと予想します。また、もしかしたら犯人は子供の頃に親から虐待を受けてその時に口に怪我を負ったため、犯行時に被害者の口を切り裂いているのではないかと推測。
今回の犯行では目撃者がいたらしく、犯人らしきピエロが家から飛び出してきて車に乗ったが別の男がもう1人車にいたとの情報も入手します。
捜査から得た情報を元にプロファイルの発表。
物的証拠と行動からみて、犯人は支配的で力の証明を求める男性と逃走用のワゴン車を運転する共犯者がいて、おそらく30代の二人組。
殺害は主犯格が一人で行っているが、子供に手を出さないのは共犯者の影響からだという事でした。
そして、容姿か心かで自分にはコントロールできない何かに不満を抱いている事がピエロの格好をしている理由だということ。
そんな中、乖離状態だった被害者の息子から「ママみたいなデニムシャツを着ていて馬の匂いがした。」という情報も得ることができました。
そして新たな犯行に及ぶ犯人。
しかし今度は銃を構え待ち伏せをしていた家主にあっさり見つかって、もみ合いの末、家主が肩を撃たれて危篤状態に。
その家には防犯カメラが設置してあり、犯人の犯行の様子が録画されていました。
また被害者の爪に付着していたドーランがプロ仕様のものだった事から、犯人は本職のピエロでコロラドやオクラホマで過去活動をしていたサーカスの一人ではないかと予想します。
しかし現在サーカスはどんどん廃れていっているようで犯人らしき人物は見つからず。
それならばとプレンティスが犯人の出で立ちを改めて加味して推理して、ロデオ会場にいるピエロではないかと予想を立てます。
JJとマットは防犯カメラの映像の写真を持ってサーカス団に聞き込み。
するとカピラーノ兄弟だろうという情報を得ることに成功します。
カピラーノ兄弟はサーカスで生まれ育ちましたが数ヶ月前に廃業。父親は酒乱で妻を殺害して家を出て、サーカスの仲間に育てられたということでした。
気の優しい弟には妻と子供がいて、お金に困った弟は知り合いのサーカス団に頼んで日雇いで働かせてもらいにいきます。
しかし酔っぱらいの兄がそこに現れ、サーカス団の長ともみ合いになり長の脚に発砲。
その後、弟とも言い争いになって揉めているところにJJとマットが到着。
無事に確保されて事件は終了となります。
クリミナル・マインド13 FBI行動分析課 第17話 格言
可憐とは素晴らしく矛盾した代物だ
肉体的な現実を隠しながら、こう見られたいという顔を見せられるのだから
ジョアンナ・スコット
愛と憎しみは思い通りになるものではない
人の心は運命に支配されている
クリストファー・マーロウ
クリミナル・マインド13 FBI行動分析課 第17話 感想
今回は「家族愛」が1つのテーマになっていました。
虐待を受けて強い絆で結ばれていた兄弟でしたが、弟が結婚して子を授かり、昔はかばってあげていた存在を失ってしまった兄が殺人を犯してしまうっていう切ないお話。
長男ならなんとなく感情移入しやすい設定かもしれません。
ただ、ラストに犯人の弟の息子と被害者の息子が仲良さそうに話すシーンがあったのですが、ちょっと違和感というか。直接手をくださなかったにしても犯人グループの一人であるのだから、旦那を殺された嫁や父を亡くした息子と会わせるのはどうなのとは思いました。
ともあれ、無事にBAU完全復活という感じで、まるで何事もなかったかのようにいつも通りの安定した展開で気持ちよく事件を解決してくれました。
おそらく今後シーズン後半に向けて何かしらの事件が起こって、シーズンまたぎで14へという流れなんだとは思いますが、どうなっていくのか楽しみです。