クリミナル・マインド13 FBI行動分析課 第16話 ネタバレ&感想
前回の15話ではバーンズの命令によってBAUが事実上解体。16話ではそれぞれの新しい配属先からスタートでした。
クリミナル・マインド13 FBI行動分析課 第16話 あらすじ
口にサルグツワを加えた巨漢の男にナイフを突きつける女性。煽りながら刃先を肌にはわせているところにドアを蹴破ってFBIの男とプレンティスが突入してきます。
現在プレンティスはOPRというFBIの内部調査部門に配属となり、SMを通じて買春行為に及んでいた同僚を逮捕しにきただけでした。
BAUに残ったのはJJ、マット、ルークの3人。
銀行員の殺害事件や移民関係の事件など、専門的な捜査が必要な事件に取り掛かる許可をバーンズから得るために説得しようとします。
ですが、捜査にあたる事での周りへの影響ばかり気にするバーンズはなかなか事件を受けようとしません。
そのイライラをJJはガルシアの変わりに配属になったネットに当たってしまいます。ガルシアが戻ってきてくれたら…
そのガルシアはというと、サイバー犯罪科に転属になっていました。派手なメイクは止めてグレーのスーツを着て、デスクに置いていいおもちゃの数も制限されて苦しみながらも仕事に望んでいました。
そんな仕事の中で、あるサイバー犯罪者のクラウドフォルダから見つけた女性の写真の異変に気づきます。
場面はタラへと変わります。タラの新しい配属先はどうやらカウンセラー。現状を受け入れようと一生懸命努力するも今までの充実感は得られず、プレンティスと一緒に夜にベランダでワインを片手に愚痴大会。
翌日ガルシアはネット上で見つけた女性の写真の違和感を上司に伝えます。しかし信憑性がない事とサイバー犯罪と関係ないという理由で別の部署へ回せと命令されます。
早速ガルシアはBAUに持っていき、JJはそれをバーンズに見せ捜査にあたる許可を申請しますが当然拒否。
我慢も限界なJJは強行して捜査をする事にして、大学で講義中のリードと自身が脚本した映画の撮影を手伝うロッシも呼び寄せます。
夜、それぞれの仕事を終えたメンバーがプレンティスの自宅に集まり、捜査の意思の確認。バレてもバレなくても勝手に捜査をした事はバーンズに知れて、もしバーンズが上部に悪い報告をすれば全員クビ。それでもやるかとプレンティスが問いますが、全員が当然YES。
ガルシアが持ってきた写真を元に、それぞれ分析を始めます。
写真は4枚で3枚は同じ人物。
1枚目は自然に撮られたスナップショット。
2枚目は犯人に監禁されている時に撮られた生存中の被害者。
3枚目は死後に撮られたもの。
この3枚の写真をサイバー犯罪で捕まえたアダム・ジェフリーズという人物が売っていたとのこと。もう1枚の写真は別の人物のスナップショットでした。
デイブとマットで刑務所でジェフリーズから聴取。どうやら本物の死体と知らずに匿名から譲り受けたものらしく全く知らないと言っていました。
JJとルークは1枚目の写真が撮られた場所の調査にあたります。背景から近場の高級ホテルだろうと推測して、1件ずつ回っているとスナップショットの背景の絵と同じものを発見。
リードとプレンティスは更に2枚目の写真を詳しく分析して、写真の薄暗い部屋の隅のワインラックからDC内の富裕層ではないかと推察。
ガルシアは写真のあったクラウドフォルダに罠を仕掛けてIPアドレスを突き止めようとする中で、新たな写真が投稿されたのを発見します。また、ワシントンDCの高級ホテルで起きた事件を調べる中で、トレイシーファーガソンという女性が殺された事件を見つけます。
それは父親が政界の黒幕のジョージファーガソンであることから注目を集めた事件でした。そこからトレイシーの遺体と今回の被害者の2枚目には同じ白いネグリジェを着ていたという共通点を見つけます。
もしかしたらトレイシーファーガソンが最初の被害者かもしれないというところまではたどり着くも、捜査資料は封印されていて閲覧には当時の担当捜査官の許可が必要とのこと。そして当時の担当捜査官は、まさかのリンダバーンズでした。
どうしても捜査を進めるにあたり資料が必要なため、JJはバーンズに資料の閲覧の許可を申請に行きます。
バーンズが言うには、トレイシーはジャンキーで捜索願いが出されていたとのこと。発見されたトレイシーの遺体のまわりにはヘロインの注射だらけで、死亡する数時間前に男7人と一緒にチェックインしていた事からヘロインの過剰摂取で死亡と判断したと話してくれました。
そして最後に一言、バーンズから解任を告げられJJはクビになってしまいます。
JJから、トレイシーが亡くなった部屋に男が7人いたと連絡を受けたプレンティスと他のメンバーは、ガルシアに頼んでトレイシーの遺体写真をチェックしてもらいます。その中に年代物のワインを見つけて、オークションで足跡をつかめないかと調べていくと、ケヴィンペックという男にたどり着きます。
同時に新たな捜索願いが出された報告が入ります。上院議員のアルフレッドメンヒューの娘のジェシカという名前の女性で、トレイシーにとてもよく似ていました。
ケヴィンの母は未婚で出産して、その後トレイシーの父であるジョージと結婚。ケヴィンは6歳年上のトレイシーに恋心を抱いていたがトレイシーは全く興味がなく、それどころか薬がキッカケで家族仲もどんどん悪化してしまっていたということでした。
プレンティスとロッチは一緒にケヴィンの自宅に向かいますが、そこにはおらず、トレイシーの死んだホテルのスイートではないかと予想します。
ルークとマットでホテルのスイートへ行き、ジェシカとケヴィンを発見。ジェシカは大量に薬を打たれたようだったが無事保護する事に成功します。
無事ジェシカを助けることに成功したことで、父のアルフレッド議員の力によりプレンティスはリーダーに復帰、JJも復職が許されBAUは完全復活となりました。
クリミナル・マインド13 FBI行動分析課 第16話 感想
今回はメインストーリーも良かったですが、それぞれの配属先での仕事ぶりもとても面白かったです。特にガルシアのサイバー犯罪科は、隣の席の女の子とのちょっとした友情なんかも垣間見えたりして楽しかったです。
クリミナルマインドはこういう本編とは別の部分が本当に面白いですね。俳優に銃の撃ち方を教える脚本家ロッシのシーンとかは爆笑でした。
まずは何はともあれバーンズ旋風が過ぎ去ったようで何よりです。JJやガルシアなどはリードよりギャラが安いっていう理由で次シーズンの契約続行を渋ってたようですが、誰もいなくならなそうなので一安心。
ただ、最近の事件はどうもバーンズの話を引き立たるためのような軽めの犯人が多くて、16話もちょっとうーんって感じはしました。ガルシアが活躍してくれるのは嬉しいし、BAUが復活してくれたのもとても嬉しいんですが、もうちょっと犯人もがんばってほしい!
個人的にはリードが活躍するような事件がとても見応えがあって好きです。天才対天才みたいな回は本当に面白い。でもそれだと周りがついてこれなくなっちゃうので、やっぱりつなぎ役としてホッチかギデオンは欲しいかなと思います。(ロッシは娯楽や趣味関係にはめちゃくちゃ詳しいけど、歴史とか知らなそう。笑)
年内はあと1本。次回は殺人ピエロらしいです。ピエロって日本人にとっては怖いイメージはほとんどないけど、アメリカのホラーとかでよく出てきますよね。ITとかITとか。
ホラー映画は大好きなので年末時間がある時に、また色々見てみようと思います。