クリミナル・マインド13 FBI行動分析課 第14話 ネタバレ&感想
今回のキーマンはやはりエミリープレンティス。前回の13話に続いて、バーンズからエミリーが内部調査の対象になり職務を離れる事を聞いたJJのシーンからスタートです。
クリミナル・マインド13 FBI行動分析課 第14話 あらすじ
JJがバーンズから代行の任を命じられて戸惑いながら帰路につこうとすると、エミリーから電話で新しい事件だから戻ってきてほしいとの知らせが入ります。
ニューオリンズ警察から救援要請で、公共の墓地から埋葬者ではない遺体が10体発見され、しかも遺体の特徴として血が抜かれていたらしいとの事でした。
すぐにニューオリンズに向かって警察で状況説明を受けていると、再び新しい遺体が発見される。
JJとマットとルークの3人で現場へ向かいます。
新しい遺体もやはり血を抜かれていて、燃焼促進剤を使って焼かれていました。
最初の10体の遺体のあった墓にはブードゥー教に関係があるX印が書かれていたのですが、新しい遺体のあった墓にはそれがない事からブードゥー教とは関係ないのではと推理します。
ロッシは最初の10体の遺体を調べる事に。
どの遺体も強い麻酔薬であるケタミンを一気に投与した事が死因になっていて、殺した後に血を抜いたり焼かれたりした事を知ります。
一方犯人は新しいターゲットを見つけて拉致します。
かなりの薬物を投与したようでしたが、大柄だからか完全に効くことはなく拘束するタイミングで目を覚まし、脱走。車に乗り込んで逃げようとしますが、薬物でフラフラな状態なので停車車両に突っ込んで事故を起こします。
幸い命に別状はありませんでしたが、犯人は長鼻のマスクを被っていたため顔はわかりませんでした。
その後リードの地理的プロファイリングによって、犯人の潜伏場所を割り出し捜査に向かいます。潜伏場所に犯人の姿はありませんでしたが、そこで中世の医師が病気の感染防止に用いたペストマスクを見つけ、病気から街を守るために殺人に及んでいると推理、プロファイリングを発表して捜査に出ます。
しかし犯人は街で診療所の前でベビーカーを押しながら咳き込む女性を見つけ、診療所に殴り込みに入り、そこで再び殺人を犯します。
なかなか尻尾をつかめないでいたBAUでしたが、犯人の車に残された遺留品の中のブーケを手がかりに、アパートの青カビに犯されてなくなった母親を持つ犯人を見つけます。
そしてそのアパートの大家を保護するべく、大家の所有するバーに向かうとちょうどそこに犯人もガソリンを巻き叫びながら侵入してきます。
現場にいたロッシとJJでなんとか犯人を確保して捜査終了。
エミリーに対するバーンズの聴取も開始されます。
バーンズがいうには、1年前のリードのメキシコでの操作内容で色々と見過ごす事ができない点があったのだそう。バーンズはエミリーがFBIという組織よりチームを優先させた事、またBAUが力をつけて様々な事件を扱うようになった事でミスが起きている事が話し合いのテーマだということでした。
また、ピータルイスの捜査やウォーカーの死についても原因があると指摘します。
そして更に、1年前のリードの事件に関して、当時リードはナディラモスを殺したと告白したがエミリーが消したと言っているとの事。確信はないようだが、事実を突きつけられ戸惑うエミリー。
その他にもリードやロッシなど全てのメンバーのアラを探して付け入ろうとするバーンズに対して、エミリーは自分が去る事でチームを守る決断をします。
クリミナル・マインド13 FBI行動分析課 第14話 感想
正直なんとなく見始めてすぐに、もしかしたらエミリーいなくなるんじゃないかという予想はしていました。ただ、まさかこの話で終わりとは…。もう少しじっくりあら捜しをされ嫌がらせを受けてからだと思っていたら、まさかこの話でさようならでした。
うーん…ちょっとファンを置いてきぼりにしすぎな感じは否めません。
凶悪事件を解決してほっこりするシーンが毎回楽しみなんですが、シーズン後半はそういうのも少ない気がします。
できればホッチがモーガン連れて戻ってきて、ついでにエミリーも戻ってくるなんていう展開が理想ですが難しそうですね。
もしかしたら元々ホッチ役のトーマスギブソン氏の急な降板で短期的に呼ばれただけだったのかもしれません。
ともあれ、次回からプレンティスなしかと思うとちょっと寂しいです。
さて。
14話ですが、CM的には犯人の心理状態は割とライトめ。
お金もなくボロアパートに引っ越してがんばって生活してたら、アパートがボロすぎて母親が病気になり、お母さんを助けるためにがんばって勉強してた好青年。しかし、良かれと思って投与した薬を過剰に摂取させすぎたせいで死なせてしまった事がきっかけで、その苦しみを紛らわすために殺人を犯していました。
クリミナルマインドの犯人は、なんというか本当にいい人が多い気がします。殺人犯ということなんで共感しすぎちゃいけないんでしょうけど、ある種の社会批判とも取れるような感じで、アメリカならではの貧困や差別などの社会の被害者が加害者になり犯人として登場しているというか、そういった一面もあるドラマなのでとても見ごたえがあります。
ただ…プレンティス~(涙)
主要メンバーがいなくなっちゃうのは本当悲しいです。
僕は大企業や大きな組織のようなところに所属した事がないんでわからないですが、あんな風などろどろした蹴落とし合いって本当にあるものなんですかね。平和を願うべきの組織なのに、周りの事を考えず自分の幸せだけを優先する上司は本当最低ですね…。
初期メンバーはJJ、リード、ガルシアが残っていますが、その3人は最後までがんばってほしいと思います。